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学校向け、ピアノのオンラインワークショップの配信を担当しました。

講師は全国で活躍されているピアニストの中川賢一先生。

２日間にわたり、尾道市のしまなみ交流館から小学校、中学校に向けてZOOMでの双方向配信を行いました。

その準備段階では、初回、こちらの音声を打ち合わせの皆さまに届けられない、という信じられない問題が起こるところからスタートしました。そこから全４回のテストを行いました。弊社としてはミスが許されない状況の中での問題発生でしたので、より気合を入れて、全力で挑みました。

しまなみ交流館スタッフの皆さま、学校関係の皆さまにはお付き合いいただきまして、感謝しております。

さて、4回ものテストを行って出てきた最大の問題は、「ピアノの音が雑音として認識される」というZOOMの仕様と思われる現象でした。その問題をはじめ、ピアノを良い音で届けるためのセッティングや映像と音のずれ解消等々、解決すべき音の問題をクリアするために、音響の博士号を取得し、大学でも教えているスタッフを音響オペレーターとして配置し、数々の問題をクリアしていきました。

そして迎えた本番。

4回のワークショップをこなす中川先生。だんだんとカメラマンもシンクロし、良い音と映像を届けることができたと思います。

このワークショップの内容は、本当に素晴らしいものでした。

演奏した曲の経緯や思い、ピアニストや調律師の仕事、音楽への愛情、そして子どもたちの未来。

それらを、ピアノを解体しながら「なぜ音が出るのか？」「なぜ2000人に音を届けることができるのか？」という疑問を、ショーという形で、楽しみながら伝えています。子どもたちの反応がとてもいいです。

これからもこのワークショップがたくさんの人に届いて欲しいです。

中川先生の今後ますますのご活躍を期待するとともに、私たちもさらに技術を磨いていきます。